みなさん多肉植物育ててますかー?
暑くなる夏、多肉植物にとっても大変な時期ですね。この人にも植物にも厳しい夏を乗り切るためにも、また、その後に控えている秋・冬のためにも、多肉植物を育てるときにぜひ知っておいてほしい5つの事があります。

1.水をやらなくて枯らすのは意外と難しい

多肉植物と水やり 買って間もない頃は、つい何度も水をやりがちですが、水をやる前にぜひアフリカを想像してください。

広がるサバンナ。
少ない水を求めて動物達が移動している…干からびる寸前の大地にポツリ、ポツリと生える多肉植物。
そして空から1粒1粒、そして一気に大量の雨が降る…

どうでしょう?イメージが頭に浮かびましたか?

多肉植物はほとんどの種類が乾燥に強く、長期間水がなくても生きていけます。多肉植物が枯れてしまう=体の水分が全て乾燥して抜けてしまうという事が1つの原因です。ですが、そのような状態まで放置するには意外と時間がかかります。乾燥した環境で進化したのですから、当たり前ですよね。

水やりの基本は「土が乾くまで待って、しっかり下穴から抜けるまでやる」です。
これを守れば、水不足で枯らす事は難しいはずです。

2.夏に腐らせるのは簡単

蒸れで腐った後、枯れてしまった多肉植物 水を切って(少なめにして)多肉の世話をしている分には、枯れる事はまずありません。しかし、もっと成長させたい!とかもっと葉や枝を出させたいと思って多めに水をやると、その当日に腐ってしまう事があります。
これはヤバい!と思ったら、まず腐ってしまったか診断しましょう。

腐ると一言で言っても、物によってはあからさまに変色していたり、完全に溶けてしまったりと、症状はさまざま。基本は触るとブヨブヨなのですぐにわかります。

腐る原因はいろいろありますが、一番多いのは蒸れです。夏の昼前に多肉に水をやると、蒸発した水で蒸れてあっという間にダメになる事があります。対策としては、夏場は夕方涼しくなってから水をやる、朝の早い時間帯に水をやるなどが一般的です。場合によっては2週間ほど水を切ったりもします。
また、成長点に水をやると、水がたまって上から腐ってしまうことがあります。水をやるときは、土に直接やるようにしましょう。

3.冬は室内か軒下で暖かく

蒸れ以外でよくある枯死の原因は寒さです。冬場、マイナス温度の場所に放置すると、寒さで部分的に変色してしまったり、ひどい場合は植物全体がやられてしまいます。特に露地植えや、プランター植え、ベランダに放置してしまった寄せ植えなどが、深夜~明け方の冷え込みでやられてしまう事が多いです。

対策としては、5度以下にならなければ、大抵の多肉植物はちゃんと越冬できますので、冬場は室内に取り込むのが確実です。もし室内に取り込めない(大きい、入れる場所がない)場合は、サボテンなどの場合はプチプチを巻いたり、小さなビニール温室に入れたり、プラスチックの苗ドームなどに入れたりすると、より越冬できる可能性は高くなります。

4.直射日光=良い…ではない!

多肉植物も直射日光には弱い 主に夏の日光の話です。ずっと日に当たる環境で育ててきた物は、ある程度日光に慣れているので日焼けしにくいですが、ちょっと日陰で育てて徒長してしまった多肉を日光へ・・・日焼けしてしまった!というのはよくある話。元気がなくなったから日光に当てよう!と安直に考えると痛い目に…
また、ハオルチアなどもともと日光があまり得意でない多肉植物もいます。プロの生産者さんも、100%日光のハウス、10%~30%遮光のハウスなど、太陽光をどれだけ当てるかをいろいろ考えて生産されます。自分の多肉植物をよく調べてから当てる日光の量を考えましょう。
そして気をつけたいのが買ってきたばかりの多肉植物。
新しく入荷したばかりの植物は、環境に慣れていない場合もあるので、最初の1週間はちょっと様子を見ながら置き場所を工夫したいですね。

5.夏型と冬型(暑いと涼しい)

多肉植物の夏型と冬型 人間にも夏が好き!という人もいれば冬が好き!という人もいるように、多肉植物にも暖かい(暑い)時期に成長する種類と、涼しい時に成長する種類がいます。特に注意したいのは涼しい時に成長する【冬型】の品種。アエオニウムなどが冬型品種の代表格です。
冬型の品種は夏の一番暑い時期(夏休み)は休眠します。この時期に蒸らしたり、水をやりすぎたりすると、あっと言う間に調子がわるくなってお星様に・・・なんて事も。少し遮光した涼しい場所で夏の暑さを乗り切ってほしいですね!

最後に: もしダメになってしまっても、あきらめないで

もしあなたが大切に育てた多肉植物が枯れてしまったり、腐ってしまってダメになっても、あきらめずにもう一度チャレンジしてみてください。一度失敗して、経験から学んだあなたは、次回かならずもっと上手に育てられるはずです。
もし、あ、これはヤバイかも・・・?と思ったら、まわりの多肉好きに聞いてみたり、最寄のショップで聞いてみるのもいいと思います。悩んだら質問してみるのが一番です。Medelleでは「うちの多肉がやばいかも・・・」という相談も受け付けています。もし困ったら、一度声をかけてみてください。



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