Medelle 多肉植物の店～メデル～は、
愛知県安城市のサボテン・多肉植物専門店。

３００品種を超える品揃えと、専門店ならではの豊富な知識。
一般的な品種から、かなりレアで珍しい品種の取り扱いもあります。

また、開店のお祝いや、プレゼント用などの寄せ植え制作、
アガベやサボテンなどを使ったロックガーデンなど、
多肉植物に関係する事なら何でもお気軽にご相談下さい。
定休日：不定休（月間予定表をご覧ください）

晃山(光山) Leuchtenbergia principisとは？

カタカナだとどう発音したら良いのでしょう、レウクテンベルギア・プリンシピスでしょうか。国内で流通している名前は「晃山(光山)こうざん」と言います。
一般的なサボテンとは違う姿形をしていますが、意外と古くからサボテン愛好家の中では育てられている品種で、1970年に出版された「サボテンと多肉植物」という本にもちゃんと掲載されています。(光山として掲載されています)

晃山(光山) Leuchtenbergia principisはどこから来たの？

晃山はメキシコ中央北部(Chihuahua)エリアを主に、広範囲に散らばって生息しています。
現地では草原のようなエリアに生えているため、球状ではない晃山は他の草に似たような姿で見つけるのが困難だそうです。
(地図はwikimedia commonsより転載)

晃山(光山) Leuchtenbergia principisの特徴

特徴は何と言っても中心から伸びる腕のような部分です。
白みがかった何とも不思議な青緑色をしていて、先端の方に行くと、また少し色が変化します。
6-10数cmになる腕ですが、他のサボテンでいう所のコブにあたります。
下の方に生えている古い腕は枯れ落ちてしまう事から、コブでも葉のような性質も持っていると言えます。
英語圏ではアガベ・カクタス(Agave cactus)という流通名がついていて、アガベのようなイメージを持ったサボテンなんだなぁ、と感じます。

無数の腕から伸びる枯れた草のようなトゲも、晃山の大きな特徴です。
トゲと言っても、晃山のトゲは外敵から身を守るような攻撃的なトゲではありません。
むしろ、枯葉を装って見つかりにくくするために生えているのかな？と思うような、本当に枯れた草みたいな硬さのトゲで、全く刺さりません。
個人的には、このやる気のないトゲ、とってもツボです。

また、晃山は帝冠(obregonia)と同じく、一属一種、この属には晃山という種類しかいません。
個性的で、オンリーワン。ちょっとかっこいい響きですね。

晃山(光山) Leuchtenbergia principisの育て方

性質は丈夫で、育てやすい品種です。
現地では太陽を沢山浴びて育っていますので、よく日光に当てて育てましょう。
夏場の直射日光は少し遮光してもよいと思います。
５度以下の気温での育成は難しいと思いますので、冬場はできれば温室かあたたかい室内での飼育をおすすめします。